先に慌てて底を拾うな——見えない資金の撤退が進行中だ。

ここ数日の市場の暴落は、表面的にはテクニカルの崩壊だが、実際にはグローバルな資金チェーンが断裂している。日本の長期国債利回りが突然数十年ぶりの高水準に急騰したのは何を意味するか？それは、30年間続いた、ほぼゼロコストの日円借入時代が終わるかもしれないことを意味する。これまで無数の機関が円を借りて米国株や債券、暗号資産を買ってきたが、今や借入コストが急騰し、キャリートレード（Carry Trade）が逆回転し始めた——資金はもはや日本から流出せず、猛烈な勢いで回帰している。

数兆ドル規模の流動性が市場から吸い上げられている。

ビットコインは85000を割り、イーサリアムは1日で10%下落、このマクロの津波の前では非常に脆弱だ。さらに恐ろしいデータは、わずか2億ドルの実売りで20億ドルのレバレッジ連鎖清算が引き起こされるというもの。1ドルの現金流出ごとに、10倍のレバレッジ資金が瞬時に消える。

では今、どうすべきか？

ビットコインでは「85000は二度と戻らない底だ」と信じる人もいれば、冷静派は「CMEギャップはすでに埋まった、清算ヒートマップはパニックの底を示している、大きな反発はすぐそこかもしれない」と指摘する。イーサリアムは2660付近まで下落し、売られすぎシグナルが頻出。損切りで撤退する人もいれば、逆に静かに買い増しする人もいて、これは滅多にない安値での拾い場だと見ている。BNBは800ドル台で機関投資家の買いが続き、ブラックロックなどの大手はRWA分野やエコシステム構築への投資を止めていない。長期的なロジックは依然として有効だ。

市場は絶望の中でこそ反発する。

すでに2640でイーサリアムを買い戻した人もいれば、BNBの下落を「ゴールデンピット」だと捉える人もいる。皆が「強気相場が戻った」と叫ぶまで待っていたら、他人が恐怖している時に仕込めなかったことを後悔することになる。

あなたは今どう見る？底値買いに動くか、それとも様子見か？あなたの戦略を聞かせてほしい。