Ethena、2025年8月1日に1,000万米ドルの資金調達を完了

報道によると、Ethenaは2025年8月1日に新たな資金調達ラウンドを完了し、1,000万米ドルを調達しました。本ラウンドはArkStream Capitalが主導しました。今回の投資により、Ethenaの累計調達額は1億4,650万米ドルに達しています。Ethenaはイーサリアムベースのデリバティブインフラ構築に注力するプロジェクトであり、stETHのデルタニュートラルポジションを活用してイーサリアムをグローバルなインターネット債券へと転換し、暗号資産ネイティブかつ利回り付きのステーブルコインUSDEの創出を目指しています。設立以来、Ethenaは急速な成長を遂げており、過去2年間で複数回の資金調達を実施しています。開発経緯としては、2023年7月にシードラウンドで650万米ドルを調達し、2024年2月のSeed Plusラウンドでは1,400万米ドルを獲得しました。2024年2月にはメインネットローンチを正式に行い、ネイティブトークンENAが複数の主要取引所に上場しました。特筆すべき点として、2025年初頭には戦略的資金調達で1億米ドルを獲得し、さらに3月には追加で1,600万米ドルを調達しています。また、2025年3月にはEthena LabsがSecuritizeと提携し、EVM互換ブロックチェーン「Converge」をローンチすることを発表するなど、技術革新およびエコシステム拡大への継続的な取り組みが示されています。ステーブルコイン分野における競争が激化する中、Ethenaの革新的なモデルと持続的な資本支援は、分散型金融（DeFi）領域での競争力強化につながると期待されています。